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何か1匹でいいから釣ってみたいけれど、道具を何万円分もそろえる自信がない。
堤防を歩いていてテトラポッドを見かけても、隙間に何かいそうな気配は感じつつ、上ってみるのはなんだか怖い。
そんな経験、ありませんか。
あんぐちゃん「カサゴの穴釣り」が気になってるんですけど、テトラポッドの上って危なくないですか…?



いい質問ニャ。穴釣りは道具も費用も釣りの中でいちばんシンプルな部類ニャ。ただしテトラポッドには本当に気をつけるべきポイントがあるから、この記事でしっかり説明するニャ。
私が初めて穴釣りに挑戦したのは、投げ釣りで何度もボウズが続いて心が折れかけていた頃でした。
手元にあったのは使い古した万能小継竿と、釣具店で買った300円のブラクリだけです。
テトラの隙間に仕掛けを落として数投目、コツンという小さなアタリと共に手のひらサイズのカサゴが顔を出した瞬間、それまでの投げ釣りのボウズを忘れるくらい嬉しかったのを覚えています。



たった300円のブラクリでその日いちばんの笑顔になれるなんて、穴釣りって本当にコスパがいいんだよ。
結論から言うと、穴釣りはブラクリ仕掛けとエサさえあれば1,000円以内でも始められる、初心者が最初の1匹に出会いやすい釣り方です。
ただしテトラポッドという特殊な足場を歩く以上、安全のルールだけは省略せずに読んでください。
この記事を読み終える頃には、道具の選び方から釣り方の手順、テトラポッドを安全に楽しむための注意点まで、次の休日に穴釣りへ出かける準備が整っているはずです。
- 穴釣りの仕組みと、カサゴが初心者に人気な理由
- 1,000円以内で揃えられる道具・仕掛け・エサ
- 穴釣りの釣り方の手順とアタリの取り方
- テトラポッドを安全に楽しむために必ず守りたいこと
- カサゴが釣れる時期・時間帯とおすすめの釣り場
穴釣りとは?カサゴが初心者に人気な理由


まずは穴釣りがどんな釣り方なのか、そしてなぜカサゴが初心者に向いているのか、基本から整理していきましょう。
穴釣りの基本的な仕組み
穴釣りとは、テトラポッドや敷石の隙間に仕掛けを直接落とし込み、物陰に潜む魚を狙う釣り方です。
遠くへ投げる技術は一切必要なく、足元の穴という穴に仕掛けを落としていくだけなので、キャスティングの練習をしていない初心者でもすぐに実践できます。
当サイトでは回遊魚のタチウオを電気ウキ釣りやワインドで狙うタチウオ釣り初心者ガイド|電気ウキ釣り・ワインドの仕掛けと釣り方も紹介していますが、穴釣りは足元に居着く根魚(カサゴ)をルアー操作の技術なしで狙える点が異なり、さらにハードルが低い釣り方だと言えます。
なぜ初心者でも釣果を出しやすいのか
カサゴは岩陰や穴に居着く「根魚」で、群れで広い範囲を回遊する魚と違い、狭い範囲にじっととどまっている習性があります。
一度カサゴが潜んでいる穴を見つけられれば、仕掛けを落とすだけで向こうアワセ気味に食いついてくることが多く、繊細なアタリの見極めが苦手な初心者でも釣果を出しやすい魚です。
穴から穴へと歩いて探っていくスタイルのため移動距離も短く、体力的な負担が少ないのも初心者にうれしいポイントです。
穴釣りに必要な道具・タックル





専用の道具をいろいろそろえないといけないんですよね…?
結論から言うと、穴釣りは道具の種類がとてもシンプルで、費用を抑えて始められる釣り方です。
同じく低コストで始められる釣りとして、当サイトでは投げ釣り初心者の始め方完全ガイド|道具・仕掛け・遠投のコツを解説も紹介していますが、穴釣りは仕掛けとエサだけで完結する分、道具代の下限がさらに低いのが特徴です。
ロッド・リールの選び方
穴釣り専用竿は1〜1.5m程度の短い竿で、テトラの隙間という狭い空間でも取り回しやすいように作られています。
すでに万能小継竿を持っている人は、それをそのまま流用しても問題なく穴釣りができるので、無理に専用竿を買いそろえる必要はありません。
リールは道糸2〜3号が巻ける1000〜2500番程度の小型スピニングリールがあれば十分対応できます。


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仕掛け「ブラクリ」とは
穴釣りで使う仕掛けは「ブラクリ」と呼ばれる、オモリと針が一体になったシンプルな仕掛けです。
内海のテトラや敷石であれば1〜5号程度のブラクリを何個か用意しておけば、水深や潮の速さに応じて使い分けられます。
ブラクリは根がかりでロストしやすい消耗品なので、1個だけでなく複数個をセットで持っておくと、現地で仕掛けが足りなくなる心配がありません。



ブラクリは1個300〜500円くらいで買えるから、まずは複数個入りのセットを用意しておくと安心ニャ。
| 参考価格 | 441円(2026/08/12 09:43時点) |
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エサの種類と保存方法
エサはゴカイやアオイソメといった虫エサが定番で、カサゴの食いつきも良好です。
虫エサに抵抗がある人は、においが少なく常温でも扱いやすい疑似イソメエサを使う方法もあります。
冷凍タイプのイソメであれば釣行前日に解凍しておくだけで使えるため、活きエサの管理に不安がある人はこうした選択肢から試してみるのもおすすめです。
筆者の体験ベースの目安ですが、道具ごとのおおまかな価格帯は以下のとおりです。
| 道具 | 価格帯の目安 |
|---|---|
| ロッド・リール(専用セットを新規購入する場合) | 3,000円台〜 |
| ブラクリ仕掛け(1個) | 300〜500円 |
| エサ(虫エサ・疑似エサ) | 300〜500円 |
すでに万能小継竿とスピニングリールを持っている人なら、ブラクリとエサだけで1,000円以内から穴釣りを始められます。
穴釣りの釣り方・手順


道具とエサの準備ができたら、いよいよ実釣です。穴の探し方から仕掛けの落とし込み、アタリの取り方、根がかりしたときの対処法まで順番に見ていきましょう。
穴の探し方・仕掛けの落とし込み方
穴釣りの基本は、テトラや敷石の隙間を1つずつ丁寧に探っていくことです。
カサゴは光を嫌う傾向があるため、日陰になっている穴や、藻が生えている穴を優先して狙います。
穴の中心を狙い、仕掛けが壁にぶつからないよう、ゆっくりと真下に落とし込みます。
底に着いたら竿先を小さく上下させてブラクリを揺らし、アピールしながら数秒待ちます。
反応がなければ長居せず、次の穴へテンポよく移動するほうが、結果的に多くのカサゴに出会えます。
アタリの取り方・アワセのタイミング
カサゴのアタリは「コツン」「モゾモゾ」といった小さな違和感として竿先に伝わってきます。
違和感を覚えたら少し待ってからしっかり竿を立てて合わせると、カサゴが仕掛けを深くくわえてから針掛かりしやすくなります。



カサゴは向こうアワセで勝手に掛かることも多いから、慌てずゆっくり竿を立てるだけで大丈夫ニャ。
根がかり・バラシへの対処法
穴釣りはテトラの隙間を狙う釣りのため、根がかりはある程度避けられません。
無理に強く引っ張るとラインが切れるだけでなく、体勢を崩す原因にもなるため、外れなければ仕掛けごと諦める判断も必要です。
ブラクリを複数個用意しておけば、1個ロストしてもすぐに交換して釣りを続けられます。
カサゴが釣れる時期・時間帯


穴釣りに出かける前に、カサゴが釣れやすい季節と時間帯を押さえておくと、貴重な休日を無駄にせずに済みます。
年間を通じたカサゴの活性
カサゴは冬場に浅場のテトラへ集まりやすく、寒い時期ほど数釣りが期待できる魚として知られています。
とはいえ通年狙える魚でもあるため、シーズンオフというタイミングはあまり気にせずに済みます。
| 季節 | 釣れやすさ | 特徴 |
|---|---|---|
| 春(3〜4月) | ○ | 接岸個体はいるが浅場ではやや控えめ |
| 夏(5〜8月) | △ | 水温上昇で深場や日陰に移動しやすい |
| 秋(9〜11月) | ○ | 荒食いに向けて穴の中の活性が上がる |
| 冬(12〜2月) | ◎ | 最盛期。浅場のテトラでも数釣りしやすい |
狙い目の時間帯
時間帯は朝夕のマズメ時が特に狙い目で、日中よりもアタリが出やすい傾向があります。
曇りの日は日中でも薄暗くカサゴの警戒心が緩みやすいため、天気予報を見て釣行日を選ぶのもひとつの手です。



カサゴは夜行性の魚だから、日が沈んだ直後の時間帯も実はねらい目なんだよ。
テトラポッドでの穴釣り、安全に楽しむための注意点


穴釣りの魅力を語る記事の多くは道具や釣り方が中心ですが、テトラポッドという足場そのものが持つ危険性まで踏み込んで説明しているものは意外と多くありません。ここでは安全に楽しむために必ず知っておいてほしいことをまとめます。
テトラポッドが危険とされる理由
テトラポッドの表面は海藻やコケで覆われていることが多く、乾いているように見えても実際はかなり滑りやすい状態です。
足を滑らせてテトラの隙間に転落すると、複雑に入り組んだ形状のせいで自力で這い上がるのが難しく、身動きが取れなくなるケースが後を絶ちません。



ただの足場かと思ってましたけど、そんなに危ないんですね…。



甘く見ちゃいけないポイントニャ。だからこそ次に説明する安全装備を必ずセットで準備してほしいニャ。
第四管区海上保安本部「海中転落 気を付けて防波堤・岸壁での釣り!」によると、釣り中の事故は約7割が防波堤・岸壁・消波ブロックといった港の施設で発生しており、海中転落した場合は約4割が死亡・行方不明に至る事故になっているとされています。「ちょっと覗くだけ」のつもりでテトラの上に立つ行為そのものに、これだけのリスクが伴うことを知っておく必要があります。
海中転落した場合の約4割が死亡・行方不明に至っているというこの数字は、穴釣りを楽しむ上で絶対に軽視してはいけないラインです。
最低限そろえたい安全装備
テトラポッドでの穴釣りに挑戦するなら、次の装備は最低限そろえておきたいところです。
- ライフジャケット(万一転落しても浮力を確保する)
- スパイクブーツ(濡れたテトラでも滑りにくくする)
- ロープ(自分や仲間が上がれなくなったときの引き上げ用)
- 笛やホイッスル(万一の際に周囲へ知らせる合図用)
ライフジャケットとスパイクブーツの2つは、費用を惜しまず必ず身につけたうえでテトラに近づくべき装備です。
| 参考価格 | 4,961円(2026/08/12 09:43時点) |
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|---|---|
| レビュー | ★★★★★★★★★★5.00(3件)(執筆時点) |
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夜釣りの持ち物とも重なる部分が多いので、夜釣り初心者の持ち物完全ガイド|必須アイテムと安全対策を徹底解説もあわせてチェックしておくと、他の釣行にも装備を使い回せます。
子供と一緒に穴釣りをする場合の注意点



子供と一緒に穴釣りを楽しみたいんですけど、連れていっても大丈夫でしょうか…?
結論から言うと、テトラポッドの上に子供を立たせないという一点さえ守れば、穴釣り自体は家族で楽しみやすい釣りです。
大人が敷石や消波ブロックの平らな部分から仕掛けを操作し、子供はテトラの上に一歩も乗せずに見学役に徹してもらうのが、正直にお伝えできる一番安全な線引きです。
子供用のライフジャケットは大人以上に必須で、着用したままテトラの縁に近づかせないことも徹底しましょう。



「釣れそうだから」で子供を先に行かせるのは絶対ダメニャ。大人が安全な場所から様子を見せてあげるくらいでちょうどいいニャ。
穴釣りにおすすめの東京湾岸エリアの釣り場


実際に穴釣りを試すなら、どんな釣り場を選べばいいのか、探し方と具体的な候補地を紹介します。
テトラポッド・敷石があるスポットの探し方
穴釣りに向いているのは、テトラポッドや消波ブロック、敷石が積まれている公園併設の堤防や漁港周辺です。
足場が整備されていて、なおかつテトラや敷石が海側にしっかり配置されている場所ほど、初心者でも安全マージンを取りながら穴釣りを楽しみやすくなります。
関連記事の紹介
東京湾岸エリアであれば、【東扇島西公園で釣り】駐車場・釣れる魚・仕掛けを徹底解説で紹介している釣り場は、テトラや敷石が整った穴釣りにも応用しやすいスポットです。
もう少し足場のしっかりした場所を探しているなら、高洲海浜公園で釣りをするなら竿の長さが命!初心者が知らないと損する攻略法もあわせて参考にしてみてください。
釣れたカサゴを新鮮なまま持ち帰りたい場合は、釣り初心者向けクーラーボックスの選び方|容量・保冷力別おすすめタイプも参考になります。



初めての場所では、まずテトラや敷石が多いエリアを歩いて下見してから穴釣りを始めると、危ない場所を避けやすいよ。
穴釣り初心者によくある質問


ここまでの内容と重なる部分もありますが、特に質問の多いポイントをQ&A形式で整理しておきます。
カサゴに毒はない?食べられる?
カサゴ自体に毒はなく、白身が美味しい食用魚として人気があります。ただし背びれの棘が硬く鋭いため、持ち帰る際は素手で直接触れず、フィッシュグリップなどを使うと手を怪我しにくくなります。
穴釣りは何月が一番釣れる?
冬場(12〜2月)が最も釣れやすいハイシーズンとされていますが、カサゴは通年狙える魚のため、他の季節でも十分にチャンスがあります。
穴釣り専用竿でないとダメ?
専用竿でなくても、1〜2m程度の万能小継竿があれば代用可能です。すでに手持ちの竿がある人は、無理に専用竿を買い足す必要はありません。
まとめ|1,000円以内から、安全第一で穴釣りに挑戦しよう


この記事では、穴釣りの基本からカサゴが初心者に向いている理由、必要な道具・仕掛け・エサ、釣り方の手順、そしてテトラポッドを安全に楽しむための注意点まで一通り解説しました。
ブラクリとエサさえあれば1,000円以内から始められる手軽さと、安全ルールを守ることさえできれば初心者でも最初の1匹に出会いやすいという2つの魅力が、穴釣りの一番の価値です。
テトラポッドの上には絶対に立たない、それだけを心に刻んで、次の休日はぜひ足元の穴を覗いてみてください。



足元の小さな穴に、こんなに手軽な釣りの入り口が隠れているなんて、最初は想像もつかないと思うよ。安全第一で、ぜひ最初の1匹に会いに行ってきてね!
ブラクリ仕掛けとエサ、ライフジャケット・スパイクブーツを準備する→テトラや敷石のある足場の良い釣り場を下見する→冬場の朝夕マズメを狙って日陰の穴から探っていく、の3つを済ませれば、次の休日にはもう穴釣りに挑戦できます。
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